2008/03/01 |
パーシモン動物病院から3月のお知らせ 当病院の患者様へ大切なお知らせがあります。患者さんページにログインして、お知らせをご覧ください。 |
2007/12/01 |
年末のトリミングとペットホテルの予約について 早いもので、クリスマスケーキの予約のちらしを見かけるようになりました。当病院ではペットホテルやトリミングも行っています。12月になると混雑が予想されます。早めの予約をお願いいたします。 *ペットホテルに関して、元旦、2日、3日のチェックインとチェックアウトが可能です。但し、業務の都合上、お時間を指定させていただくことがありますのでご容赦下さい。詳しくは予約の際にお問い合わせ下さい。 |
2007/11/29 |
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2007/03/05 |
パーシモン動物病院から3月のお知らせ 当病院の患者様に大切なお知らせがあります。 患者さんページにログインしてお知らせをご覧ください。 |
2007/03/01 |
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2007/01/01 |
新年、明けましておめでとうございます。 本年も皆様のご家族であるワンちゃん、猫ちゃんにとってより良い年でありますように、心からお祈り申し上げます。 |
2006/12/10 |
年末年始の診療について ☆年末年始の業務日程は以下の通りになります。 12月30日(土曜)通常診療 12月31日(日曜)午前9:00〜12:00 1月1日(月曜)休診 1月2日(火曜)休診 1月3日(水曜)休診 1月4日(木曜)定期休診 1月5日(金曜)平常通りの業務に戻ります。 ☆時間外および夜間の緊急疾患について 必ず、留守番電話にお名前と電話番号をお願いいたします。対応が可能な場合には、こちらからお電話をさしあげます。尚、できる限り対応いたしますが、直ちに連絡ができない場合もございますので、その際には、下記の病院にて受診をお願い申し上げます。 ★町田夜間動物病院 (TEL)042-767-5508 21:00〜5:00 月曜のみ21:00〜0:00 http://homepage2.nifty.com/mevec/frame/ ★横浜夜間動物病院 (TEL)045-473-1289 21:30 ~ 5:00 (年中無休) http://www.yokohamayakan.com/ |
2006/12/02 |
忘れていませんか?今年最後のフィラリア予防薬 患者さんのページ内のお知らせに、フィラリア予防に関する注意をアップしました。 |
2006/12/01 |
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2006/06/08 |
梅雨の注意点 フィラリア予防のスタートや狂犬病の予防接種も済んで、飼い主さんも気がゆるんでいる頃ではないでしょうか?そろそろ、今年も梅雨に入りそうです。これから7月中旬まではうっとおしい日が続きますが、飼主の皆さん、そしてワンちゃん、猫ちゃんが体調を崩さないよう健康管理には充分にお気を付け下さい。毎年、お知らせをしていますが、これからの時期は温度と湿度の上昇から、バクテリアには好都合の条件が揃います。食餌の変敗による消化器のトラブル(嘔吐や下痢)、皮膚炎や外耳炎が増えるのもこの時期です。この時期に注意していただきたい点としては以下のようなものがあります。良きパートナーであるワンちゃんが健康に過ごせるよう、より衛生面に気を使っていただけるようにお願いいたします。 (1)皮膚と被毛 特に長毛種やアレルギー性皮膚疾患を始めとする慢性の問題を抱えているワンちゃんは二次的な皮膚の細菌感染によって皮膚病の発生や悪化の可能性が高まります。皮膚被毛の洗浄回数やブラッシングを増やして、毛玉や換毛途中の古い被毛を除いておきましょう。また、シャンプー後や散歩後に皮膚や被毛が濡れた場合、良く乾かすことも重要です。 (2)フードの扱いと与え方 できるだけ小さな包装を購入し、開封後はなるべく早く使い切ることです。特に保存料等を使用しない自然食系のフードは管理がシビアですので、必ず冷蔵庫に保管するようにしましょう。また、食べ残したフードは速やかに片づけて放置しないようにしましょう。 |
2006/06/01 |
今年のフィラリア予防 を始めていますか? 暖かくなってくると、犬と一緒に暮らしている方はしてあげることが沢山ありますね。その中の一つがフィラリア予防です。毎年の繰り返しですが、非常に大事なことですので今年も予防してあげましょう。フィラリアは蚊が媒介する線虫に分類される寄生虫で、心臓に寄生します。フィラリアという寄生虫が厄介なのは腸に寄生する回虫などとは違って、駆虫剤で体外には出てしまわないことです。いったん血液循環(心臓や血管)に入ってしまえば出口が無いために容易には取り出せないのです。 フィラリアが心臓に寄生しても、おそらく始めは無症状でしょう。代表的な症状である咳・血尿・腹水等の症状は心臓や肺血管がかなりダメージを受けた状態で発現します。症状からでは初期のフィラリア感染の有無は確認できませんので注意して下さい。このフィラリアという寄生虫を心臓に寄生させないためには予防薬を正しく使用することです。当病院では6月から12月まで月に1回フィラリア予防剤の服用をお勧めしています。遅れてしまっているワンちゃんは急いで予防薬を処方してもらいましょう。 |
2006/04/26 |
メールによる問い合わせを一時停止します。。 いつも当病院のホームページをご覧いただきありがとうございます。事情により、しばらくの間、メールによる問い合わせを停止させていただきます。ご不便をお掛けすると思いますが、宜しくお願いします。 |
2006/04/24 |
そろそろワンちゃんの本格的な予防シーズンが始まりますね。 当病院の患者様にお知らせがあります。患者さんページにログインしてお知らせをご覧ください。 |
2006/04/20 |
耳垢は外耳炎のシグナル 通常、健康な耳は日頃のメンテナンスを行わなくても薄いピンク色をしていて、表面はスベスベしています。 そして、健康な耳からたくさんの耳垢がでることはまれで、頻繁にメンテナンスを行わなければ汚れが目立つ場合、それは外耳炎を起こしていることのサインです。 簡単にできる外耳炎のチェックポイントは□汚れ □赤い色 □臭い □痒み □表面のがさがさ感などで、これに当てはまることがひとつでもあれば外耳炎を起こしている可能性があります。獣医師に相談してみましょう。 外耳炎というと少し大げさに聞こえるかもしれませんが、実は以外に多い病気です。外耳は肉眼で見える耳介から鼓膜までを指し、この部分に炎症が起きた場合に外耳炎と言います。耳というと独立した器官と思いがちですが、耳は皮膚の延長ですので、外耳炎は皮膚病のひとつと考えることができます。皮膚病になりやすいワンちゃんが耳の治療も一緒に行うということは希ではありません。 外耳炎が起こる理由として物理的な刺激、湿気などの環境的要素、解剖学的な素因、耳道内の腺分泌の過多、アレルギー体質など、多岐にわたります。これらの要素を引き金として、耳の中の防御機能が低下、細菌や真菌が繁殖し、炎症を起こします。 外耳炎が起こると、炎症による痒みや痛みが出たり、ひどい時には耳の穴が腫れて穴がふさがってしまうこともあります。耳を頻繁に掻いたり、くびをパタパタ振るのはこの苦痛に耐えているサインです。この状態になってしまったら、すぐに治療を始めてあげる必要があります。 外耳炎の治療の第一歩は動物の苦痛を取り除く、すなわち炎症を薬で緩和させることです。続いて、耳道内を無理せずに洗浄し、耳垢や細菌を減らしていきます。程度によりますが、外用薬を主に使用し、重度の症状を持つ動物では内服薬を併用する場合もあります。少し良くなってきたからといって治療を止めてしまうと、またすぐに悪くなってしまうため、きちんと治すには少し時間がかかります。外耳炎に限った事ではありませんが、病気は発見が早いほど治療にかかる時間は短くて済みます。こまめな観察が大切です。 |
2006/04/01 |
今年の狂犬病の予防注射について大事なお知らせがあります。 当病院の患者様にお知らせがあります。患者さんページにログインしてお知らせをご覧ください。 |
2006/03/25 |
今年もノミやマダニの被害に注意しましょう! そろそろ、桜の開花が始まるころになりました。これから日中の日差しが心地よくなって来ると思います。 さて、麻生区、稲城市、町田市など、当病院の周囲にはまだまだ緑が多くヒトや動物にとって環境の良い地域がたくさんあります。その反面、害虫にも棲みやすい環境であることを忘れてはいけません。 ノミやマダニは吸血、かゆみ、アレルギーによる皮膚炎、そして他の寄生虫や微生物の媒介などの問題をペットに起こすものとして有名です。その中でノミはヒトを吸血することもあり、とくに下腿部(ひざから下)に発赤と激しいかゆみ等の問題を起こします。 ノミやマダニは寄生したら駆除しなくてはいけませんが、できれば寄生しないようにすることが重要です。犬や猫が全身を毛で覆われているために少数が寄生している段階では発見しづらく、発見された時にはヒトの生活空間で多数が繁殖してしまっていることが多いからです。 室内で飼育している犬や猫にも注意が必要です。室外飼育のペットに比べると飼主さんの意識が薄く無防備になりやすいからです。少しでも散歩にでかけたり、病院・ホテル・美容院などの施設を利用することがある場合には予めノミやマダニの予防を行っておく必要がありそうです。 |
2006/02/16 |
猫の胸からお腹にかけての「しこり」には注意しましょう! 「猫の乳腺腫瘍とは」 猫の乳腺腫瘍は、皮膚腫瘍、血液・リンパ系腫瘍に続く3番目に多い腫瘍と云われています。犬の乳腺腫瘍と大きく異なる点は良性と悪性の比率が20:80(犬では50:50)であり、ほとんどの乳腺腫瘍が悪性(癌)だというところです。猫の乳腺癌はリンパ系へ浸潤して、全身へ転移する可能性があり、できるだけ早期に対応しなければなりません。 「最悪の状態にならないように」 猫の乳腺にできる腫瘍は、ほとんどが悪性の乳癌であると認識し、日頃からスキンシップを兼ねて腋の下から内股までの乳腺のある部位を丁寧に触れ、小さなシコリができていないかどうかをチエックしてあげましょう。被毛が密生していたり太っている場合には見落とす危険がありますので、より慎重に確認をすることが肝心です。もし、シコリが見つかった場合にはそのままにせず、早急に動物病院で診察を受けましょう。猫の乳腺癌では治療効果や生存日数が腫瘍サイズに影響するという報告があります。できるだけミリ単位の小さなうちに見つけてあげましょう。 |
2006/01/19 |
1位は皮膚病と泌尿器疾患 2004年のアニコム健康保険で給付率の高い疾患をアニコムが集計しました。それによると、犬では第一位が皮膚疾患で、二位の耳鼻咽喉疾患、三位が消化器疾患と続きます。また、猫では第一位が泌尿器疾患で、二位の消化器疾患、三位が皮膚疾患と続きます。保険加入者内での集計ですが、私たちが日頃診療している疾病割合と一致していると思われます。どのような病気でも、動物が違和感や痛みを訴えているようであれば、早めに診察を受けさせてあげましょうね。 |
2006/01/01 |
新年、明けましておめでとうございます。 本年も皆様のご家族であるワンちゃん、猫ちゃんにとってより良い年でありますように、心からお祈り申し上げます。 |
2005/12/22 |
年末年始の診療について ☆年末年始の業務日程は以下の通りになります。 12月31日(土曜)午前9:00〜12:00 1月1日(日曜)休診 1月2日(月曜)休診 1月3日(火曜)休診 1月4日(水曜)平常通りの業務に戻ります。 ☆時間外および夜間の緊急疾患について 必ず、留守番電話にお名前と電話番号(※重要)をお願いいたします。対応が可能な場合には、こちらからお電話をさしあげます。尚、できる限り対応いたしますが、直ちに連絡ができない場合もございますので、その際には、下記の病院にて受診をお願い申し上げます。 ★町田夜間動物病院 (TEL)042-767-5508 21:00〜5:00 月曜のみ21:00〜0:00 http://homepage2.nifty.com/mevec/frame/ ★横浜夜間動物病院 (TEL)045-473-1289 21:30 ~ 5:00 (年中無休) http://www.yokohamayakan.com/ |
2005/11/17 |
去勢していない雄犬の前立腺疾患 犬の前立腺にみられる疾患は、良性前立腺過形成、前立腺炎、前立腺嚢胞、前立腺癌などがあります。この中で良性前立腺過形成は特発性の加齢に伴う疾患であり、5歳以上の去勢手術を受けていない犬の80%以上に生じているという報告があります。症状は初期には認められず、進行したり、合併症を伴うと血様の分泌物、便秘や排尿困難を認め、時に下腹部の痛みから後肢の跛行を示すこともあります。良性前立腺過形成は去勢手術を受けていない犬において、前立腺感染、膿瘍、嚢胞、および腫瘍と併発していることが多く、注意が必要です。治療は前立腺内に取り込まれ細胞レベルで抗アンドロゲン作用を示し、前立腺肥大を抑制・萎縮させるお薬の服用や去勢手術(精巣摘出術)があり、併発症や強い症状があればそれらに対しての治療も行われます。中年以降の去勢を受けていない雄犬では日頃からペニスからの分泌物や尿の仕方、色、量などの注意と定期的な健康診断で早期に見つけることが可能です。 |
2005/11/16 |
★メールによるお問い合わせについての注意事項★ 当病院へメールによる問い合わせの際には、ウイルスチェックをされた環境から送信をしていただくようにお願いいたします。当病院のメールサーバーにウイルスの存在が疑われるメールが届いた際には全て削除され、病院では発信者を確認することができません。もし、メールを当病院に送信後に返信が届かない場合には必ず電話で問い合わせていただけるようにお願いいたします。 |
2005/10/02 |
犬の代表的な子宮疾患 犬の子宮蓄膿症は子宮内膜の嚢胞状増殖が起こり、そこに細菌が関与して子宮内に膿が溜まってしまう病気です。発症平均年齢は8歳前後と云われ、発情終了後2ヶ月以内に起こる傾向があります。一般的には食欲不振、多飲多尿、膣からの排膿、嘔吐や下痢などが起こると云われていますが、これらの症状全てが必ず出るわけではありません。避妊をしていない中高齢の雌の犬では犬種を問わず、この病気を起こす可能性が高いので、特に注意をしておく必要があります。 「早期にこの病気を見つけるポイント」 ・避妊手術を受けていない雌犬では発情時期の記録を残しましょう。犬の発情は個体差もありますが、約6ヶ月毎と云われています。この時期以外での発情に類似した徴候(外陰部からの分泌物)は子宮疾患を疑うことができます。そして、発情類似徴候がなくても発情終了後約2ヶ月までの体調不良も気付きやすくなります。もし、記録を残していない場合は病気を発情と勘違いして放置、悪化させてしまう可能性があります。あなたは飼い犬の発情がいつかを覚えていますか? |
2005/09/19 |
最近、眼が青白い。白内障かな? 6歳以上のワンちゃんでは黒眼の部分が光の加減で白っぽく見える場合があります。白内障と良く間違われる病態で水晶体核硬化症と云われています。水晶体(レンズ)の中心に向かって古い構造物が集まり密になってしまう為に起こります。これは加齢による変化で、視力障害はないと云われています。一般には6歳以上で左右同時に変化が現れます。この水晶体核硬化症と白内障の区別は病院で見てもらわないと区別がつかないこともあります。シニアステージになったら眼の検査を受けましょう。 |
2005/08/14 |
犬の痴呆症 最近では飼主の方々の知識の向上に伴う飼育環境や食餌の改善、そして獣医療の進歩により、犬の寿命が延びていると云われています。これだけであれば愛犬家には喜ばしい事ですが、それと並行して長生きをしたからこそ出てきてしまう問題点があります。そのひとつが今回のテーマである痴呆です。13歳以上の犬のなかには老化によって脳神経細胞の活動低下が起こり、自律神経の働きが鈍るものがいます。これは記憶、感情、運動のコントロールを困難にするため、夜鳴きや徘徊を代表とする痴呆の症状が発現します。特に日本犬やその雑種の老犬での発症が多いと報告されています。その症状や行動は飼主の方々に大きな負担になるため、犬の痴呆症を知識として準備しておくことは愛犬家にとって意味のあることと思われます。 犬の痴呆で認められやすい代表的な症状は (1)13歳以上である (2)夜中に単調な声で鳴き続ける。 (3)昼は寝て、夜起きて行動する。 (4)歩行はゆっくりと前進するだけ、または円を描くように歩く。 (5)狭い所を好み、自分で後退できないで鳴く。 (6)無反応になり、飼主や自分の名前を認識できない。 (7)食欲があるが、痩せてくる。 もし、この中にあてはまる項目が複数あれば、事前に相談することをお勧めします。早期に対応をとることで、改善が認められる場合があります。 |
2005/07/03 |
口の中の健康管理 お口は生きるために必要な食べ物を摂る入口です。お口の中を衛生的に保つお手入れは人間同様に犬や猫でも大変重要です。これを怠っていると、歯垢や歯石が付着し、歯肉炎や歯槽膿漏などの歯周病を起こします。重度の歯周病では歯根膜が侵されて、歯垢の中の細菌が血管に入り込み全身に運ばれる結果、心臓や腎臓、肺に問題を起こすこともある重大な問題です。 お口のお手入れは、病気予防の第一歩とも言えます。始めに口をあけて歯をチェックしましょう。簡単な3つのチェックポイントは健康な(1)歯は白く、(2)歯茎は薄いピンクで(3)口臭は弱いものです。特に上顎の犬歯と奥歯が問題を起こしやすいので良く観察して下さい。これらをチェックして異常がある場合には歯のケアは担当ドクターに相談してからにしましょう。なぜなら、すでに歯周病になっている可能性があるからです。病気の部分を無理に扱うことで、動物に苦痛を与えたり、悪化させないようにしましょう。異常が無ければ、歯のケアを始める必要がありますが、先ず担当ドクターに使用する製品ややり方の説明を受けてからにしましょう。間違った強引な行為は時に飼主との信頼関係を壊してしまう事もあり、本来の目的である歯のケアを続けることができなくなってしまいます。 歯のケアを行うことは犬の健康のためにとても良いことなのです。通常、重度の歯周病でも元気や食欲に変化は出にくく、口の中の不快感は訴えてくれませんので、飼主様が気づいてあげる必要があります。歯が黄色くないですか?歯茎に赤いところはありませんか?口が臭くありませんか?さっそく、3つのチェックポイントを確認してみましょう。 |
2005/06/01 |
梅雨の注意点 そろそろ、今年も梅雨に入りそうです。関東甲信越地方の梅雨入りと梅雨明け予想ではいずれも平年並かやや早くなりそうです(株ウェザーニュース)。これから7月中旬まではうっとおしい日が続きますが、飼主の皆さん、そしてワンちゃん、猫ちゃんが体調を崩さないよう健康管理には充分にお気を付け下さい。毎年、お知らせをしていますが、これからの時期は温度と湿度の上昇から、バクテリアには好都合の条件が揃います。食餌の変敗による消化器のトラブル(嘔吐や下痢)、皮膚炎や外耳炎が増えるのもこの時期です。この時期に注意していただきたい点としては以下のようなものがあります。良きパートナーであるワンちゃんが健康に過ごせるよう、より衛生面に気を使っていただけるようにお願いいたします。 (1)皮膚と被毛 特に長毛種やアレルギー性皮膚疾患を始めとする慢性の問題を抱えているワンちゃんは二次的な皮膚の細菌感染によって皮膚病の発生や悪化の可能性が高まります。皮膚被毛の洗浄回数やブラッシングを増やして、毛玉や換毛途中の古い被毛を除いておきましょう。また、シャンプー後や散歩後に皮膚や被毛が濡れた場合、良く乾かすことも重要です。 (2)フードの扱いと与え方 できるだけ小さな包装を購入し、開封後はなるべく早く使い切ることです。特に保存料等を使用しない自然食系のフードは管理がシビアですので、必ず冷蔵庫に保管するようにしましょう。また、食べ残したフードは速やかに片づけて放置しないようにしましょう。 |
2005/05/05 |
そろそろフィラリア予防 暖かくなってくると、犬と一緒に暮らしている方はしてあげることが沢山ありますね。その中の一つがフィラリア予防です。毎年の繰り返しですが、非常に大事なことですので今年も予防してあげましょう。フィラリアは蚊が媒介する線虫に分類される寄生虫で、心臓に寄生します。フィラリアという寄生虫が厄介なのは腸に寄生する回虫などとは違って、駆虫剤で体外には出てしまわないことです。いったん血液循環(心臓や血管)に入ってしまえば出口が無いために容易には取り出せないのです。 フィラリアが心臓に寄生しても、おそらく始めは無症状でしょう。代表的な症状である咳・血尿・腹水等の症状は心臓や肺血管がかなりダメージを受けた状態で発現します。症状からでは初期のフィラリア感染の有無は確認できませんので注意して下さい。このフィラリアという寄生虫を心臓に寄生させないためには予防薬を正しく使用することです。当病院では5月中に予防薬の服用前検査を行なってから6月から12月まで月に1回フィラリア予防剤の服用をお勧めしています。 |
2005/04/28 |
換毛と皮膚の健康 最近では換毛中でモコモコのワンちゃんを見る機会が減ってきましたね。屋内で飼われるワンちゃんが増えてきたせいか、皆さん奇麗にされています。但し、他の季節に比べると、やはり脱毛は多くなりますので、この時期の皮膚と被毛のメンテナンスは重要になってきます。 多くの犬や猫には一般に春と秋に換毛期があります。特に冬毛から春毛に変わる春の換毛期は、吃驚するほど沢山の毛が抜けます。しかし、抜けた後に禿げにはなりません。換毛は異常な事ではありませんが、抜けかかっている毛を放っておくと、外見上は勿論、衛生的にも好ましくありません。換毛時には皮膚が不衛生になりやすく皮膚炎を起こし易かったり、猫では毛繕いにより毛を飲み込んで毛球症を起こすこともあります。また、抜け落ちた毛は室内で飼育している場合にはヒトに対しても不衛生であることは言うまでもありません。この換毛期の抜け毛の量は品種によって異なると言われています。上毛(体表を保護するための比較的硬い被毛)と下毛(保温を目的とした細い被毛)の両方の被毛をもつ品種と、上毛あるいは下毛のみの被毛を持つ品種がいます。この中で下毛の多い品種ほど換毛時の抜け毛の量が多いそうです。また、最近では生活環境の変化からでしょうか、明確な換毛期が存在しない犬猫も見かけます。そろそろ、抜け毛が多くなっていませんか?換毛が始まる春先から、いつもよりやさしく丁寧にブラッシングやコーミングを心掛けましょう。普段はご自分でシャンプーをされている方もプロのトリマーさんにこの時期はお願いするのも良いかもしれません。換毛は数日では終わりませんので、根気よく続けて下さい。 |
2005/04/03 |
ノミやマダニの被害に注意しましょう! そろそろ、日中の気温が心地よくなってきましたね。 麻生区、稲城市、町田市など、当病院の周囲にはまだまだ緑が多くヒトや動物にとって環境の良い地域がたくさんあります。その反面、害虫にも棲みやすい環境であることを忘れてはいけません。 ノミやマダニは吸血、かゆみ、アレルギーによる皮膚炎、そして他の寄生虫や微生物の媒介などの問題をペットに起こすものとして有名です。その中でノミはヒトを吸血することもあり、とくに下腿部(ひざから下)に発赤と激しいかゆみ等の問題を起こします。 ノミやマダニは寄生したら駆除しなくてはいけませんが、できれば寄生しないようにすることが重要です。犬や猫が全身を毛で覆われているために少数が寄生している段階では発見しづらく、発見された時にはヒトの生活空間で多数が繁殖してしまっていることが多いからです。 室内で飼育している犬や猫にも注意が必要です。室外飼育のペットに比べると飼主さんの意識が薄く無防備になりやすいからです。少しでも散歩にでかけたり、病院・ホテル・美容院などの施設を利用することがある場合には予めノミやマダニの予防を行っておく必要がありそうです。 |
2005/03/11 |
狂犬病の予防注射って? 狂犬病の予防注射は狂犬病予防法(厚生省令)という国の法律によって接種することが定められています。日本ではここ数十年、発症例が報告されていないので少し安心している傾向があります。現在、日本がこの状況にあるのは、この法律を犬の飼い主の方々が義務として認識し実行してきたからに他なりません。 犬に対する狂犬病の予防注射の本質的な目的は犬のためではなく、日本で生活しているヒトを狂犬病から守るために行われているという点です。これが飼主が自分の犬を病気から守るために任意で行う、混合ワクチンとは異なるところです。 狂犬病は犬や人間だけではなく猫を含めた、ほ乳類全てが感染し、その殆どが死亡するという恐ろしい病気です。日本がここ数十年発生の無い事は世界的にはまれな例で、全世界ではいまだに狂犬病が発生している国が多く、毎年3-5万のヒトの命が失われています。ここ数年、日本では海外から輸入される様々な動物に対しての届出や検疫などの法律が制定されています。 海外から様々な動物種が 輸入されている現在の日本では、狂犬病が国内に入ってくる可能性は否定できません。 自動車の運転免許証を持っていなくても運転技術があれば自動車を運転可能です。しかしながら、それは法律違反であることを誰もが理解できると思います。あなたは犬を飼育するライセンス(鑑札と狂犬病予防注射済票)をご自分のワンチャンに付けていますか? 狂犬病のことについて詳しく知りたい方は以下のページがお勧めです。 厚生労働省のページ http://www.forth.go.jp/mhlw/animal/ 世界狂犬病レポート http://p-well.com/library/report/2002/pr45.html |
2005/02/21 |
スギ花粉 昨年の夏が猛暑でしたので、今年の春に飛散するスギ花粉の量は多く、飛散期間も長いと云われています。関東では昨年の10倍と予想されています。さて、犬でもスギ花粉だけではなく、様々な植物の花粉にアレルギー反応を起こすことが知られています。その症状は外耳炎、皮膚炎、結膜炎などで、痒みを伴います。飼主の方々だけでなく、ワンちゃんも注意が必要です。 |
2005/02/01 |
大型犬 寒い日が続きますが、皆さんはいかがお過ごしですか?お散歩の時間が短くなっていませんか?さて、1月25日の朝刊に秋田犬のことが載っていましたので、その内容を少し紹介しておきます。 日本犬唯一の大型犬で天然記念物でもある秋田犬が減少しているようです。社団法人・秋田犬保存会の会員の減少だけではなく、秋田犬の出生登録数も1972年の42000頭程度から、現在は2065頭にまで減少しているようです。 当病院に来院する患者様を見ても、最近では秋田犬に限らず、大型犬が減少し、小型犬の増加傾向があります。単に小型犬ブームだけではなく、日本人の生活スタイルの変化が原因なのかも知れません。子犬の時には巨大なぬいぐるみの様で愛らしく、成犬になれば圧倒的な存在感のある大型犬ブームがまた来て欲しいですね。 |
2005/01/08 |
流涙症(涙やけ) 小型犬でしばしば見られる目の下の被毛を褐色に変化させる涙やけは、涙液中に含まれるポルフィリンやカテコラミンなどの物質が光に反応し色素を産生する結果起こると云われています。健康な犬では涙が常に眼から溢れ出ることはありません。涙の排泄経路(涙点、涙小管、鼻涙管など)の異常や眼瞼の異常(内反、靱帯の緊張、睫毛、被毛など)があると、涙は眼から溢れ出し、眼下の被毛を褐色に変化させます。被毛色が薄い犬種では確認は容易ですが、濃い場合には単に濡れているようにしか見えません。 涙やけを起こすような流涙症を起している場合には、涙の産生は十分にもかかわらず、眼の表面から余計に流れ出てしまう為に、眼を保護する働きが健康な犬よりも低下していると云われています。また、流れ出た涙は目の下の皮膚を常に湿った状態にし、皮膚炎を起こしたり、臭いのもとになることもあります。 流涙症のある犬では単に涙が多いだけとは考えずに、眼の病気として病院で診察を受けることをお勧めします。 |
2005/01/01 |
新年、明けましておめでとうございます。 本年もより良い年でありますように、心からお祈り申し上げます。 |
2004/12/09 |
年末年始の診療について ☆年末年始の業務日程は以下の通りになります。 12月30日(木曜)定期休診 12月31日(金曜)午前9:00〜12:00 1月1日(土曜)休診 1月2日(日曜)休診 1月3日(月曜)休診 1月4日(火曜)平常通りの業務に戻ります。 ☆時間外および夜間の緊急疾患について 必ず、留守番電話にお名前と電話番号をお願いいたします。対応が可能な場合には、こちらからお電話をさしあげます。尚、できる限り対応いたしますが、直ちに連絡ができない場合もございますので、その際には、下記の病院にて受診をお願い申し上げます。 ★町田夜間動物病院 (TEL)042-767-5508 21:00〜5:00 月曜のみ21:00〜0:00 http://homepage2.nifty.com/mevec/frame/ ★横浜夜間動物病院 (TEL)045-473-1289 21:30 ~ 5:00 (年中無休) http://www.yokohamayakan.com/ |
2004/11/07 |
猫の膀胱炎と尿石症に注意しましょう。 11月になってますます気温が下がってきましたね。気温の低下に伴って増えてくる病気に猫下部尿路疾患(FLUTD)があります。今年もトイレに何度も入ったり、トイレからなかなか出てこなかったり、血尿をしたりする猫ちゃんが診察に来るようになりました。FLUTDとは簡単に言うと猫の膀胱炎や尿石症(FUS)を指しています。皆さんの愛猫ちゃんは大丈夫でしょうか?血尿や頻尿が起こっていなくても、尿検査で潜血反応や結晶(ミネラルが固まったもの)が出ているかもしれません。頻尿や血尿などの症状は出ていないが、これから発症する予備軍かもしれません。猫砂に排泄された尿の観察や排尿行動の観察だけでは、膀胱炎や尿道炎が進行した状態でしか気づいてあげることが出来ないので、定期的な尿検査を受けるようにお勧めします。動物病院で処方されている処方食でさえ、尿の状態をベストに維持できない場合があります。一般的に販売している低ミネラルフードで安心されていませんか?・・・特に雄猫の尿石症では尿道閉塞を起こし、発見が遅れると命にかかわる場合がありますので注意してもらいたいものです。 |
2004/09/27 |
日本の犬猫の平均寿命 最近ではセミの鳴き声も少なくなり、秋の虫でにぎわっていますね。それにしても今年は残暑が厳しく、暑さが苦手なワンちゃんや飼主さんにおいては秋が待ち遠しかったのではないでしょうか?これからの季節は存分に散歩を楽しんで欲しいものです。 ところで、ペットの寿命について、最近の情報がありましたのでご紹介しておきます。その報告によると、現在の犬の平均寿命は約12歳、猫では約10歳という結果が出ています。10年前と比べ、犬では約3歳、猫では約5歳も平均寿命が延びているそうです。獣医学や栄養学の進歩は勿論なのですが、飼主の方々のワクチンやフィラリアなどの予防や病気に対する知識の向上も関係がありそうです。皆さんのワンちゃん、猫ちゃんも平均寿命にとらわれることなく長生きできるよう、日々の健康管理にお気をつけ下さい。 *参考:「ペットも寿命が延びました」9月5日 共同通信 東京農工大大学院の林谷秀樹助教授(獣医公衆衛生学)らが、日本小動物獣医師会に所属する37都道府県の121動物病院で2002年8月−03年7月に死んだ犬約3200匹と、猫約1700匹の年や死因を調べた。 |
2004/08/13 |
犬の白内障 犬の白内障の発生要因には遺伝性、外傷性、代謝性(糖尿病性)、中毒性、老齢性、続発性などがあり、この中で老齢性や糖尿病性白内障は皆さんもご存知かと思われます。 白内障は眼の中にあるレンズ(水晶体)がタンパクの変性によって混濁した状態をいいます。始めは一部の混濁から始まり(初発白内障)、最終的に全体に拡がっていきます(成熟白内障)。私たちが使用するメガネのレンズにマジックでイタズラ書きをした状態を想像してみましょう。レンズの一部に点を描いたものが初発白内障です。そしてレンズ全体を塗りつぶしてしまったものが成熟白内障のモデルです。成熟白内障に近づくにつれて徐々に物が見えなっていきます。進行すると眼の白濁の他にも視力の低下に伴った行動の変化が出てくる場合があります。臆病になったり、暗やみで物にぶつかったり、歩かなかったり。白内障で重要なことはできるだけ早期にタイプと進行具合を確認することです。現在の獣医学では手術を行う方法としない方法がありますが、それぞれに利点と欠点があります。患者であるワンちゃんと飼主様にとって一番良い方法をかかりつけのドクターと相談していくことが大切です。 |
2004/08/05 |
花火・雷・火事・おやじ? 雷や花火などの音が苦手なワンちゃんにとっては深刻な季節になりました。皆さんのワンちゃんはどうですか?犬の聴覚は120キロヘルツ程度(人間では20キロヘルツ程度)までの音域を聞くことが可能と云われています。先祖から受け継がれてきた研ぎ澄まされた能力が現代の家庭犬として暮らすワンちゃんには仇となっているようです。雷や花火の音はどちらかといえば季節限定で、柔軟な環境適応力をもった成長期に頻繁に経験し、徐々に慣れるということが難しい様です。これらの音でパニックに陥ってしまうと一番厄介なのが脱走です。普通の精神状態ではありませんので、交通事故などの危険率も高まります。この時期になると動物愛護センターへの保護確認の連絡が増えるそうです。雷や花火の音でパニックを起こしてしまいがちなワンちゃんでは必ず迷子札やそれに代わるものを付けておきましょう。万が一、逃走してしまったら、所轄の保健所・動物愛護センター・警察署に迷子届を出しましょう。 |
2004/07/04 |
夏の注意点 今年は昨年とは対称的に非常に暑い夏になっています。毎年の定番の注意事項ですので、熱射病について復習しておきましょう。 熱射病(熱中症)とは暑熱下や高温多湿な環境でみられるうつ熱状態です。このような環境にさらされた際に体温調節機構障害を引き起こし、発見と処置が遅れると、死亡してしまうことさえ有る深刻な病気です。 自分の意志で移動できる私たち人間でさえ、この時期には熱射病になるわけですから、自由に広範囲に移動することができない飼い犬達ではその危険が高くなります。飼主の皆さまはその 制限された空間や行動を上手にコントロールをして、飼い犬を熱射病から守ってあげなくてはいけません。そこで、夏の熱射病対策について復習しておきましょう。 [散歩の時間 ] 早朝や日没後の気温が低下し、地面の温度が下がっている時に出かけましょう。犬は地面に近い所にいて、二足歩行をし履物を履いている 私達とは地面からの熱の受け方や感じ方が違います。昼間は勿論、夕方も控えたほうがよさそうです。お勧めの時間帯は早朝です。 [飲水 ] 飲む飲まないに関わらず、いつも新鮮なお水を近くに置き、出かける際には飲み水を忘れないように。 [室内では ] 個々のご家庭でかなり異なると思われますが、留守中は窓を開けたり、エアコン等を使用し、室温を25-26度位にできれば理想的です。極端に室温を下げると体調を崩しますので、私たちが少し体を動かすと暑いかなと感じる位がいいでしょう。エアコンを使い環境温度を制御する場合には、これが正常に機能することが絶対条件です。留守中に壊れてしまわないように点検しておきましょう。 [車内では ] 短時間でも高温になりますので、絶対に犬を車中に残さないようにしましょう。 [屋外飼育の犬では ] 直射日光が避けられる風通しのよいところで、常に新鮮なお水が飲めるようにしておきましょう。温度や日光の当たり方、風通しは時間によって変わりますので、あらかじめ把握し、できるだけ涼しく過ごせるように工夫してあげましょう。 [特に気を付けなければいけない犬達 ] 鼻の短い犬種や原産国が寒い地方の犬またはその系統を引き継ぐ犬種、心疾患、呼吸器系疾患のある犬、肥満犬、老齢犬は、特に暑さに弱いので、気をつけてあげましょう。 熱射病の一般的な初期症状は苦しそうな呼吸と眼や口の粘膜の充_などです。進行するとぐったりと横たわり、嘔吐や痙攣などが起こります。熱射病が疑われたら、緊急の処置が必要な場合がありますので、ワンちゃんを涼しいところに移動し、速やかに病院に連絡をとりましょう。 |
2004/06/24 |
口の中の健康管理 生きるために必要な食べ物を摂る入口であるお口の中を、衛生的に保つお手入れは人間同様に犬や猫でも大変重要です。これを怠っていると、歯垢や歯石が付着し、歯肉炎や歯槽膿漏などの歯周病を起こします。重度の歯槽膿漏などでは時に細菌が血液中に入り込み、心臓や腎臓に問題を起こすことがあります。 お口のお手入れは、病気予防の第一歩とも言えます。始めに口をあけて歯をチェックしましょう。簡単な3つのチェックポイントは健康な(1)歯は白く、(2)歯茎は薄いピンクで(3)口臭は弱いものです。特に上顎の犬歯と奥歯が問題を起こしやすいので良く観察して下さい。これらをチェックして異常がある場合には歯磨きは担当ドクターに相談してからにしましょう。なぜなら、すでに歯周病になっている可能性があるからです。病気の部分を無理に扱うことで、動物に苦痛を与えたり、悪化させないようにしましょう。異常が無ければ、ガーゼや柔らかい歯ブラシで磨いてあげましょう。歯石を付きにくくし、歯肉炎を予防します。そのためにもお口に手を入れても大丈夫なように小さいうちからトレーニングすることはとても大切なことです。とは言っても、全ての動物が歯を磨かせてくれるわけでは有りません。強引な行為は時に飼主との信頼関係を壊してしまう事もあります。そのような場合には定期的に病院でチェックをしてもらい、必要であれば病院で歯の汚れを落としてあげてください。歯石を取り除くことは犬の健康のためにとても良いことなのです。通常、重度の歯周病でも元気や食欲に変化は出にくく、口の中の不快感は訴えてくれませんので、飼主様が気づいてあげる必要があります。歯が黄色くないですか?歯茎に赤いところはありませんか?口が臭くありませんか?さっそく、3つのチェックポイントを確認してみましょう。 |
2004/06/01 |
梅雨の注意点 昨年は冷夏であったためにワンちゃんにとっては過ごし易い年でしたね。今年は正反対で既に真夏日が記録され、予想によると東日本では6月上旬には梅雨入りし、7月中旬には梅雨明けするそうです。これからの時期は温度と湿度の上昇から、バクテリアには好都合の条件が揃います。食餌の変敗による消化器のトラブル(嘔吐や下痢)、皮膚炎や外耳炎が増えるのもこの時期です。この時期に注意していただきたい点としては以下のようなものがあります。良きパートナーであるワンちゃんが健康に過ごせるよう、より衛生面に気を使っていただけるようにお願いいたします。 (1)皮膚と被毛 特に長毛種やアレルギー性皮膚疾患を始めとする慢性の問題を抱えているワンちゃんは二次的な皮膚の細菌感染によって皮膚病の発生や悪化の可能性が高まります。皮膚被毛の洗浄回数やブラッシングを増やして、毛玉や換毛途中の古い被毛を除いておきましょう。また、シャンプー後や散歩後に皮膚や被毛が濡れた場合、良く乾かすことも重要です。 (2)フードの扱いと与え方 できるだけ小さな包装を購入し、開封後はなるべく早く使い切ることです。特に保存料等を使用しない自然食系のフードは管理がシビアですので、必ず冷蔵庫に保管するようにしましょう。また、食べ残したフードは速やかに片づけて放置しないようにしましょう。 |
2004/05/01 |
そろそろフィラリア予防を始めましょう。 暖かくなってくると、犬と一緒に暮らしている方はしてあげることが沢山ありますね。その中の一つがフィラリア予防です。毎年の繰り返しですが、非常に大事なことですので今年も予防してあげましょう。フィラリアは蚊が媒介する線虫に分類される寄生虫で、心臓に寄生します。フィラリアという寄生虫が厄介なのは腸に寄生する回虫などとは違って、駆虫剤で体外には出てしまわないことです。いったん血液循環(心臓や血管)に入ってしまえば出口が無いために容易には取り出せないのです。 フィラリアが心臓に寄生しても、おそらく始めは無症状でしょう。代表的な症状である咳・血尿・腹水等の症状は心臓や肺血管がかなりダメージを受けた状態で発現します。症状からでは初期のフィラリア感染の有無は確認できませんので注意して下さい。このフィラリアという寄生虫を心臓に寄生させないためには予防薬を正しく使用することです。当病院では5月中に予防薬の服用前検査を行なってから6月から12月まで月に1回フィラリア予防剤の服用をお勧めしています。 |
2004/04/08 |
ノミやマダニには注意して下さいね! 麻生区、稲城市、町田市など、当病院の周囲にはまだまだ緑が多くヒトや動物にとって環境の良い地域がたくさんあります。その反面、害虫にも棲みやすい環境であることを忘れてはいけません。 ノミやマダニは吸血、かゆみ、アレルギーによる皮膚炎、そして他の寄生虫や微生物の媒介などの問題をペットに起こすものとして有名です。その中でノミはヒトを吸血することもあり、とくに下腿部(ひざから下)に発赤と激しいかゆみ等の問題を起こします。 ノミやマダニは寄生したら駆除しなくてはいけませんが、できれば寄生しないようにすることが重要です。犬や猫が全身を毛で覆われているために少数が寄生している段階では発見しづらく、発見された時にはペットの生活環境(家の中)で多数が繁殖してしまっていることが多いからです。 室内で飼育している犬や猫にも注意が必要です。室外飼育のペットに比べると飼主さんの意識が薄く無防備になりやすいからです。マンション住まいで全く外出しない猫にノミが寄生していたということもあります。このようなケースはまれな事と思いますが、飼主がどこかからノミを持ち帰ったとしか考えられません。いずれにしても、少しでも散歩にでかけたり、病院・ホテル・美容院などの施設を利用することがある場合には予めノミやマダニの予防を行っておく必要がありそうです。 |
2004/03/26 |
狂犬病の予防注射って? 狂犬病の予防注射は狂犬病予防法(厚生省令)という国の法律によって接種することが定められています。日本ではここ数十年、発症例が報告されていないので少し安心している傾向があります。現在、日本がこの状況にあるのは、この法律を犬の飼い主の方々が義務として認識し実行してきたからに他なりません。 犬に対する狂犬病の予防注射の本質的な目的は犬のためではなく、日本で生活しているヒトを狂犬病から守るために行われているという点です。これが飼主が自分の犬を病気から守るために任意で行う、混合ワクチンとは異なるところです。 狂犬病は犬や人間だけではなく猫を含めた、ほ乳類全てが感染し、その殆どが死亡するという恐ろしい病気です。日本がここ数十年発生の無い事は世界的にはまれな例で、全世界ではいまだに狂犬病が発生している国が多く、毎年3-5万のヒトの命が失われています。現在では海外から輸入される猫は狂犬病の予防接種と検疫が必要になっています。 海外から様々な動物種が 輸入されている現在の日本では、狂犬病が国内に入ってくる可能性は否定できません。 自動車の運転免許証を持っていなくても運転技術があれば自動車を運転可能です。しかしながら、それは法律違反であることを誰もが理解できると思います。あなたは犬を飼育するライセンス(鑑札と狂犬病予防注射済票)をご自分のワンチャンに付けていますか? 狂犬病のことについて詳しく知りたい方は以下のページがお勧めです。 厚生労働省のページ http://www.forth.go.jp/mhlw/animal/ 世界狂犬病レポート http://p-well.com/library/report/index.html |
2004/03/01 |
犬にもアレルギーはあるのか? 【はじめに】 アレルギーは自己を守るために働く防御システムの一つである免疫系が過敏になることで起こります。ヒトと同様に犬にも起こります。犬のアレルギーでは皮膚に問題を起こすことが多く、主要なアレルギー性皮膚疾患にはアトピー性皮膚炎、ノミアレルギー性皮膚炎、食餌アレルギー性皮膚炎です。いずれも共通した症状は痒みです。この中でアトピー性皮膚炎ではアレルギーの原因物質(アレルゲン)は1種類ではなく複数関わっている点が他との大きな違いです。アトピー性皮膚炎の犬ではアレルゲンの中に食餌があったとしても、食餌性アレルギー性皮膚炎とは言いません。 【アトピーって何?】 そもそもアトピーの語源は「よくわからない」とか「不思議な」という意味を持っています。犬のアトピー性皮膚炎は遺伝的に様々なものに過敏に反応しやすい体質(アトピー体質)を持った犬が起こす慢性的なアレルギー性皮膚疾患といえます。ハウスダストマイト(チリダニ)、ノミ、食物、花粉、その他の複数アレルゲンが関与するアトピー性皮膚炎では全てのアレルゲンを特定することが容易ではなく、特定できたとしても完全回避できない事もしばしばあります。遺伝的な体質がベースになって皮膚炎を起こしているために、生涯にわたり症状が持続する可能性の高い病気ですが、治療によって症状は抑えることが出来ます。したがって、この病気に対する治療の目標は患者に負担をかけずに患者の苦痛である痒みという症状をどうやって抑え続けていくか?に向けられます。全ての犬種で起こりうる皮膚炎ですが、シーズー、柴犬、ゴールデンレトリーバー、ラブラドールレトリーバー、テリアなどで発生が多いといわれています。 |
2004/02/01 |
高齢(シニア期)の猫と腎臓病 犬や猫でも高齢(シニア期)を過ぎると、身体の様々な部位にトラブルが出てきます。特に猫では腎臓、犬では心臓が悪くなりやすいと云われています。猫のルーツは乾燥地帯に起源があるらしく、少ない水で多くの老廃物を尿中に排出できるという特徴を持っています。健康な猫の尿はすごく臭うことからも解ると思います。要は犬などに比べると腎臓に負担をかけながら年をとっていくのです。猫の腎不全には急性と慢性があり、高齢の猫では慢性腎不全に注意しなければいけません。何故かというと、腎機能が50%以下に低下していても、元気や食欲などに異常は認めず、水を飲む量や尿の量が何となく多いという症状しかないことから、早期発見が難しいのです。そして、飲水量は更に増え、時々の嘔吐、食欲のムラや低下に伴う体重減少が起こってくると、腎機能は25%以下にまで低下している可能性が高くなります。腎機能が25%以下になる前に病気を見つけてあげられれば、食餌療法や内服などの継続した治療で腎臓の機能低下を遅らせることが可能です。シニア期(7歳以上)を過ぎた猫ちゃんでは飼い主さんによる飲水量や尿量の確認はもちろんですが、定期的に年2回の血液検査を受けましょう。 |
2004/01/11 |
猫の風邪 今年もインフルエンザの流行が始まりそうです。皆さんはワクチンを接種しましたか?人で云うかぜ(風邪)は上気道(鼻腔、咽頭、喉頭)が主にウイルスによって冒され、炎症が起きた場合に総称する名称のようです。インフルエンザやSARSウイルスが原因で起こる上気道感染症もこの風邪症候群の仲間と言えるでしょう。ですから、一言に風邪といっても侮れない病気といえます。 ところで、私たちが日頃診療している猫にも人と似たような上部気道感染症があります。いろいろなウイルスや細菌が原因となって目やに、鼻水、クシャミという症状を引き起こします。ウイルスによっては、一度感染すると症状がなくなっても体から出ていかずに、体力のある間は体に潜んでいて、体調が悪くなると増殖を始めるというものもいます。特に抵抗力が弱い子猫や老猫、他の免疫不全を起こすような病気に罹っている猫は症状が重くなる傾向があるので注意が必要です。しかしながら、ワクチンを定期的に接種すれば、軽い症状で済ますことができますので、規則正しいワクチン接種を忘れずに行いましょう。猫の代表的な上気道感染症には猫ウイルス性鼻気管炎や猫カリシウイルス感染症があり、通常は3種混合ワクチンとして接種されます。一般的には9週齢以上の子猫に3〜4週間隔で2回接種し、以降成猫になっても年に1回の接種が理想的です。 |
2004/01/01 |
新年、明けましておめでとうございます。 本年もより良い年でありますように、心からお祈り申し上げます。 |
2003/12/11 |
年末年始の業務について ☆年末年始の業務日程は以下の通りになります。 12月28日(日曜)午前9:00〜12:00 12月29日(月曜)午前9:00〜12:00 午後4:00〜7:00 12月30日(火曜)午前9:00〜12:00 午後4:00〜7:00 12月31日(水曜)午前9:00〜12:00 1月1日(木曜)休診 1月2日(金曜)休診 1月3日(土曜)休診 1月4日(日曜)午前9:00〜12:00 以降、平常通りの業務に戻ります。 ☆時間外および夜間の緊急疾患について 必ず、留守番電話にお名前と電話番号をお願いいたします。対応が可能な場合には、こちらからお電話をさしあげます。尚、直ちに連絡ができない場合もございますので、その際には、下記の病院にて受診をお願い申し上げます。 町田夜間動物病院 (TEL)042-767-5508 21:00〜5:00 月曜のみ21:00〜0:00 http://homepage2.nifty.com/mevec/frame/ |
2003/11/13 |
猫の膀胱炎と尿石症に注意しましょう。 11月になってますます気温が下がってきましたね。気温の低下に伴って増えてくる病気に猫下部尿路疾患(FLUTD)があります。FLUTDとは簡単に言うと猫の膀胱炎や尿石症(FUS)を指しています。皆さんの愛猫ちゃんは大丈夫でしょうか?血尿や頻尿が起こっていなくても、尿検査で潜血反応や結晶(ミネラルが固まったもの)が出ているかもしれません。頻尿や血尿などの症状は出ていないが、これから発症する予備軍かもしれません。猫砂に排泄された尿の観察や排尿行動の観察だけでは、膀胱炎や尿道炎が進行した状態でしか気づいてあげることが出来ないので、定期的な尿検査を受けるようにお勧めします。動物病院で処方されている処方食でさえ、尿の状態をベストに維持できない場合があります。一般的に販売している低ミネラルフードで安心されていませんか?・・・特に雄猫の尿石症では尿道閉塞を起こし、発見が遅れると命にかかわる場合がありますので注意してもらいたいものです。 |
2003/10/08 |
あなたの犬や猫は痩せ過ぎ?適切?それとも肥満? 最近では動物の肥満が健康に対しマイナスに働くということが認識されるようになり、多くの方が食餌の種類や運動に気を使われています。しかしながら、自分の動物が肥満であるのを判断できないでいる方や適正なのに太っていると勘違いしている方も少なくありません。 [肥満度はどのように評価されるか?] 犬や猫では同一品種であっても、体格に幅があるために、体重だけで肥満度を評価することは困難です。一般的には皮下脂肪の蓄積状態によるボディコンディションスコア(以下BCS)で削痩・皮下脂肪不足・理想・皮下脂肪過剰・肥満の5段階に評価されます。 [適正体重はどうやって決める?] 犬や猫を肥満から守ってあげる第一歩として、このBCSをドクターに評価してもらいましょう。BCSは主観的なデータですので、飼主様にも分かり易いようにBCSから適正体重の範囲を設定してもらいましょう。ここで設定された体重が各個体の常に目標とする適正体重ということになります。BCSの評価をすることによって、より正確な適正体重を知ることができるのです。これで経験に基づく難しい視診や触診を行わないでもあなたにも判る体重という指標ができたわけです。 [飼い主の皆さんに行って欲しいこと] 各個体の適正体重を評価してもらったら、その適正体重を維持するためにご自宅、または病院などで体重測定と記録を1ヶ月に1回は行い、体重表をつくって記録しましょう。 [月に1回の体重測定で変化に気づき、対処しましょう。] 動物は機械ではありませんので、食べる量を一定にしておけば体重も変わらないとは思っていませんか?これは季節や年齢、運動等によって変動してしまいます。もし、適正体重から増えてしまうようなら次の体重測定までの間まで食餌の1〜2割を減らしておきましょう。運動量も大切ですが、運動で消費カロリーを増やすことは難しいのは私たちでも同じですね。そして、思うように体重の調整ができない場合にはその原因として病気が関わっている場合もあるのでドクターに相談することも忘れないで下さい。 [体重測定を習慣付けましょう。] なぜ太るのでしょう?その個体の適正体重を把握していないために気がつくのが遅れてしまうからです。一度、肥満という状態に入り込んでしまうとそこから抜け出すにはいろいろな意味で大変です。適正体重を判定してもらって、毎月体重測定をするだけで、動物の肥満の心配は無くなります。 [成長期の犬や猫はどうしたら良いの?] 平均12ヶ月までの犬や猫では体重は成長により増加するため、一定の指標を設けることができず、コンディションの評価は困難です。成長が完了するまで月に1回はドクターにアドバイスをもらうことをお勧めします。 |
2003/09/25 |
散歩 今年は例年になくワンちゃんにとっては過ごしやすい夏でしたね。最近では暑さも急激に和らぎ?、お散歩が楽しい季節になりました。この散歩を辞書で調べてみると、「特別の目的をもたずに、気の向くままに歩くこと。散策。」と出ています。どうも飼主さんと一緒に行く犬の散歩は本来の散歩とは異なっているようです。ワンちゃんの散歩の場合、運動・排泄・行進(調教)・散歩(散策)などの目的を全て含んでいる傾向があります。1回の散歩でこの全てを行わなくても構いませんので、飼主さんの時間と気持ちの余裕があるときには遠くまで気の向くままに歩かせてあげても良いかもしれません。うちの犬は1日1時間なんて決めないで下さいね。そして、最低限のマナーであるリードにつなぐ、他人に迷惑をかけないということは忘れないで下さいね。 |
2003/08/27 |
犬から漂う「臭い」それとも「匂い」? 体から発散される臭い「体臭」は鳴き声等と同様に本来は犬同士が周囲にコミュニケーションをとる重要なシグナルと云われています。 具体的には種や個体の判別、縄張りの識別、発情のサインなどには欠かせないものです。犬同士の挨拶は臭いを嗅ぎ合うことから始まることはご存知ですね。 そして、この体臭は性的発達に伴って強さを増し、雌雄、食習慣などでも変化すると云われています。 臭覚の発達した動物において、臭いは生きて行くうえで必要な情報であり、それを記憶し、自らを守っていると言えるでしょう。 程度の差はあってもどのようなワンちゃんにも体臭は存在し、感じるヒトの主観によって愛おしい匂いに思えたり、不快な臭いと感じるかもしれません。 残念ながら、私たち人間では犬のコミュニケーションシグナルである臭いを嗅ぎ分ける能力はありませんが、この犬の体臭は本来意味のあるものと理解しておく必要が有りそうです。 もし、犬の体臭を不快に感じるようであれば、先ず、動物病院でワンちゃんをチェックし、生理的範囲であれば、定期的なシャンプーなどによるスキンケア、食事内容の見直しなどを行うといいでしょう。もし、不快な体臭が病的と評価された場合には臭いの元を診断してもらい、適切な治療を受けることで問題は解決するでしょう。 [病的な臭いには注意して!] 多少の体臭が犬にはあることは、ご理解できたと思いますが、強い体臭の場合には注意が必要です。その場合には全身を詳しくチェックしてみましょう。病気が原因で臭いが出ることがあるからです。口内炎や歯周病、胃炎、腎臓病、、外耳炎、化膿性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、尿路の細菌感染、肛門嚢炎などのたくさんの病気が考えられます。 |
2003/08/11 |
残暑お見舞い申し上げます。 いつも当病院のホームページをご覧いただきありがとうございます。 厳しい暑さがまだ続いておりますが、ご家族の皆様にはご健勝でご活躍のことと拝察申し上げます。今月も診療時間は通常通り、月〜土(木曜を除く)は午前9:00〜12:00 午後4:00〜7:00 日・祝日は午前9:00〜12:00です。 残暑殊の外きびしい折からご家族の皆様にはご健勝でお過ごしになりますようお祈り申し上げます。 |
2003/08/04 |
しつけ教室へのご参加、ありがとうございました。 次回開催日は2003年10月19日(日)です。 申込は随時行っていますので、下記まで.....。 *申込方法:以下の項目を記入し、FAXまたはMailで山口宛でお申し込み下さい。・参加希望日・お名前・ご住所・電話番号・メールアドレス・ご家族(参加人数)FAX:042-330-3858 Mail:rintapapi@pop16.odn.ne.jp |
2003/07/25 |
犬の無料しつけ方教室の予定 当病院では不定期ではありますが、しつけ教室を開催しています。ヒトとは違う犬という動物と一緒に生活を共にするわけですから、大なり小なり気になっていることがあると思われます。無料セミナーはちょっとした悩みから深刻な悩みまで、講師の先生に聞いていただける場として今春から行っております。第2回目と第3回目の予定が決まりましたのでお知らせいたします。少人数制で、質問しやすい雰囲気で行いますので、ご友人を誘って気軽に参加して下さいね。 [第2回目]2003年8月3日(日) 13:30〜15:30 [第3回目]2003年10月19日(日) 13:30〜15:30 *申込方法:以下の項目を記入し、FAXまたはMailで山口宛でお申し込み下さい。・参加希望日・お名前・ご住所・電話番号・メールアドレス・ご家族(参加人数)FAX:042-330-3858 Mail:rintapapi@pop16.odn.ne.jp |
2003/07/24 |
犬と猫が飲む水の量は? ・夏の暑いときや、走った後に水を欲しがるのは容易に想像できますね。しかし、普段の量以上に水を飲んだり、尿量が増えている様な場合には注意が必要です。飲水量が増加する病気には心臓病、腎臓病、肝臓病、糖尿病、ホルモンの疾患などいくつもあります。精神状態のアンバランスでも飲水量が増えることがあります。食欲があるからといって安心してはいけません。食欲と同時に飲水量も日頃から確認をしておきましょう。あなたの家の犬は毎日どれくらいの水を飲んでいますか? ... ・おおよそ、犬や猫の1日の水の必要量は体重1kgあたり、50〜60ccと云われています。これには直接飲む水だけでなく、フードの水分も含まれています。ドライフードを主食にしている場合、缶詰めフードを主食にしている犬や猫よりも多くの飲み水を必要とします。 ・飲水量の確認はただ飲んでいるか、飲んでいないかの確認ではなく、どれくらい飲んでいるかを毎日チェックするように心掛けて下さい。特に食器以外(水道の蛇口や大きな水を張ってある容器から水を飲む場合には余程、多量に飲むようにならないと気づかないことがありますので、注意しましょう。逆に兎やハムスター等に使われる給水器はその構造から必要な水を飲めない場合があり、脱水してしまうこともありますので止めたほうが良いでしょう。 *飲水量が増える病気は主に以下のものがあります。 膀胱炎、尿崩症、糖尿病、腎不全(特に初期〜中期慢性腎不全)、副腎皮質機能亢進症、甲状腺機能亢進症、肝不全、子宮蓄膿症、心因性多飲多尿 |
2003/07/05 |
夏の注意点 熱射病(熱中症)とは暑熱下や高温多湿な環境でみられるうつ熱状態です。このような環境にさらされた際に体温調節機構障害を引き起こし、発見と処置が遅れると、死亡してしまうことさえ有る深刻な病気です。 自分の意志で移動できる私たち人間でさえ、この時期には熱射病になるわけですから、自由に広範囲に移動することができない飼い犬達ではその危険が高くなります。飼主の皆さまはその 制限された空間や行動を上手にコントロールをして、飼い犬を熱射病から守ってあげなくてはいけません。そこで、夏の熱射病対策について復習しておきましょう。 [散歩の時間 ] 早朝や日没後の気温が低下し、地面の温度が下がっている時に出かけましょう。犬は地面に近い所にいて、二足歩行をし履物を履いている 私達とは地面からの熱の受け方や感じ方が違います。昼間は勿論、夕方も控えたほうがよさそうです。 [飲水 ] 飲む飲まないに関わらず、いつも新鮮なお水を近くに置き、出かける際には飲み水を忘れないように。 [室内では ] 個々のご家庭でかなり異なると思われますが、留守中は窓を開けたり、エアコン等を使用し、室温を25-26度位にできれば理想的です。極端に室温を下げると体調を崩しますので、私たちが少し体を動かすと暑いかなと感じる位がいいでしょう。エアコンを使い環境温度を制御する場合には、これが正常に機能することが絶対条件です。留守中に壊れてしまわないように点検しておきましょう。 [車内では ] 短時間でも高温になりますので、絶対に犬を車中に残さないようにしましょう。 [屋外飼育の犬では ] 直射日光が避けられる風通しのよいところで、常に新鮮なお水が飲めるようにしておきましょう。温度や日光の当たり方、風通しは時間によって変わりますので、あらかじめ把握し、できるだけ涼しく過ごせるように工夫してあげましょう。 [特に気を付けなければいけない犬達 ] 鼻の短い犬種や原産国が寒い地方の犬またはその系統を引き継ぐ犬種、心疾患、呼吸器系疾患のある犬、肥満犬、老齢犬は、特に暑さに弱いので、気をつけてあげましょう。 熱射病の一般的な初期症状は苦しそうな呼吸と眼や口の粘膜の充血などです。進行するとぐったりと横たわり、嘔吐や痙攣などが起こります。熱射病が疑われたら、緊急の処置が必要な場合がありますので、ワンちゃんを涼しいところに移動し、速やかに病院に連絡をとりましょう。 |
2003/06/02 |
梅雨の注意点 梅雨はこれから夏を迎えるために自然が潤う大切な時期ですが、この時期には湿度と温度の上昇からバクテリアには都合の良い条件が揃うために、気を付けなければいけないポイントがいくつかあります。 (1)皮膚と被毛 特に長毛種やアレルギー性皮膚疾患を始めとする慢性の問題を抱えているワンちゃんは二次的な皮膚の細菌感染によって皮膚病の発生や悪化の可能性が高まります。皮膚被毛の洗浄回数やブラッシングを増やして、毛玉や換毛途中の古い被毛を除いておきましょう。また、シャンプー後や散歩後に皮膚や被毛が濡れた場合、良く乾かすことも重要です。 (2)フードの扱いと与え方 できるだけ、小さな包装を購入し、開封後はなるべく早く使い切ることです。特に保存料等を使用しない自然食系のフードは管理がシビアですので、必ず冷蔵庫に保管するようにしましょう。また、食べ残したフードは速やかに片づけて放置しないようにしましょう。 このように、梅雨時は細菌性の皮膚疾患や食べ物による下痢、嘔吐などの消化器疾患が発生しやすくなります。良きパートナーであるワンちゃんが健康に過ごせるよう、より衛生面に気を使っていただけるようにお願いいたします。 |
2003/05/19 |
そろそろフィラリア予防を始めましょう。 暖かくなってくると、犬と一緒に暮らしている方はしてあげることが沢山ありますね。その中の一つがフィラリア予防です。毎年の繰り返しですが、非常に大事なことですので今年も予防してあげましょう。フィラリアは蚊が媒介する線虫に分類される寄生虫で、心臓に寄生します。フィラリアという寄生虫が厄介なのは腸に寄生する回虫などとは違って、駆虫剤で体外には出てしまわないことです。いったん血液循環(心臓や血管)に入ってしまえば出口が無いために容易には取り出せないのです。 フィラリアが心臓に寄生しても、おそらく始めは無症状でしょう。代表的な症状である咳・血尿・腹水等の症状は心臓や肺血管がかなりダメージを受けた状態で発現します。症状からでは初期のフィラリア感染の有無は確認できませんので注意して下さい。このフィラリアという寄生虫を心臓に寄生させないためには予防薬を正しく使用することです。当病院では5月中に予防薬の服用前検査を行なってから6月から12月まで月に1回フィラリア予防剤の服用をお勧めしています。 |
2003/05/18 |
猫のフィラリアって? 犬と一緒に暮らしている方にはおなじみのフィラリア。この蚊が媒介して心臓に寄生するフィラリアが猫にも寄生することをご存知でしたか?犬と同じように蚊に刺されて感染しますが、犬のように簡単に虫が成長し心臓にたどり着くわけではないようです。しかし、フィラリアが感染してしまった猫が報告されているのも事実です。猫では心臓へ寄生しにくい反面、一度寄生してしまうとフィラリアに対する感受性が高い(少数でも強い症状が出る)ので、蚊が多い地域で生活していたり、抵抗力の落ちている状態(白血病ウイルスやエイズウイルスに感染している猫)では注意すべきでしょう。進行した場合の症状は咳・呼吸障害、嘔吐そして症状の無い突然死が起こることもあるようです。また、犬のように簡単に診断できる方法や治療方法は現在のところ確立していませんので、この病気から猫を守れるのは予防しかないようです。当病院では犬とは異なり、猫の飼主様に積極的に予防を勧めてはいませんが、猫と生活している方は知識として持っておいていただきたいと思い、今回ご紹介しました。予防をご希望の方においては当病院でも実施は可能ですので、ご相談下さい。 猫のフィラリア症については以下のホームページも参考にして下さい。 【メリアル:猫のフィラリア症】 http://jp.merial.com/pet_owners/cats/feline_disease_hworm.html |
2003/04/27 |
犬のしつけ方教室を開催します。 当病院に於て、しつけに関するセミナーを行います。 ご関心のある方はお申し込み下さい。先着10名様となっています。 [講師]ペットケアアドバイザー 山口恭子 [日時]2003年5月18日(日) 午後13:30〜15:30 [場所]パーシモン動物病院 [定員]10名(会場に犬をお連れにならないようにお願いいたします。) [費用]無料 [申し込み方法] ・お名前 ・ご住所 ・電話番号 ・ファックス番号 ・メールアドレス 上記の必要事項を記入し、042-330-3858(山口)までファックスでお申し込み下さい。 |
2003/04/22 |
車でお出かけ!! 若草も芽吹き、木々は花をつけ、緑の似合う季節になりましたね、春の風に誘われて、ワンちゃんとアウトドアにさあ、おでかけです!! でも、ワンちゃんが車酔いしてしまう姿を、見ると、そんなウキウキ気分も、半減してしまいますよね。そこで、ワンちゃんの車酔いを防ぐ方法をいくつかお話したいと思います。 まず、普段から止まっている状態の車の中でワンちゃんを遊ばせてあげて、車という環境に慣らせてあげましょう。次に慣れてきたら、近所を1〜5分間の短いドライブをします。また、車に乗せるときは進行方向を向かせ、外の景色が見えるようにしてあげましょう。車内で不安定にならないように犬用のシートベルトを使ったり、キャリーに入れたり、床が滑らない工夫も大切です。乗る1時間前に排尿排便を済ませておくとよいでしょう。また、空腹に近い状態の方が、酔いにくく、例え気分が悪くなっても吐く量を最小限に抑えられます。車に乗せる数時間前には食事や水は軽く済ませておきましょう。サービスエリアなどでは、ワンちゃんも車外に出してあげて、気分転換をさせてあげるのも良いでしょう。 これからの季節には車内温度は思ったよりも高くなりますので熱中症には注意して下さい。 |
2003/04/08 |
「ズーノーシス」って知っていますか? 何となく可愛らしい名前ですが、これは人獣共通感染症(人と脊椎動物の間で自然に伝播のおこる疾病ないし感染)の事を指してます。 犬や猫と暮らしている方には興味がある内容と思われますので、ズーノーシスに関するホームページを覗いて勉強してみましょう。あまり神経質になりすぎるのも良くはないのですが、いろんなズーノーシスがあることにビックリするかもしれません。 Z.C.(ズーノーシス・コントロール)のページ http://www.zc-info.com/ |
2003/04/01 |
春になると活動を始める小さな奴等 桜が咲く季節になりました。天気のいい日には花見も兼ねて飼主さんと一緒に散歩に出る機会も増えてくるかと思います。この季節になると問題になってくるのが、ノミとマダニ!! ノミやマダニは動物から吸血することにより生きています。彼らの被害として吸血による痒み、アレルギー性皮膚炎、他の病気の伝播等があります。そして、私達ヒトへも被害を及ぼすことがあります。例えばノミが動物の体に1匹いる場合にはその動物の生活環境には100匹以上のノミがいる計算になります。 彼らが非常に小さいことと犬や猫では全身を体毛で覆われていることから、寄生が少数の場合には見つけにくく、明らかな被害が出てから病院に来院することが多いようです。そして、被害に遭われた犬猫の多くが今まで予防しなくても何事もなかった動物達なのです。 彼らの対策品として様々な薬品や薬品類が市販されていますが、ノミやマダニを退治せずに環境に逃がしてしまう可能性のあるものや、効果が不十分なもの等もありますので、駆除・予防薬は動物病院で効果と安全性を十分考慮したものの使用をお勧めします。これを正しく使用している場合には彼らの被害を考えずに済む事ができます。今まで大丈夫だったので、安心されている方が今年は被害に遭うかも知れません。 このような寄生虫による被害を恐れて、ヒトとは異なる犬という種類の動物を家の外には出さないなんて事が無いように、ノミやマダニに対して予防を行ない、散歩にどんどん連れていってあげましょう。 また、猫でも犬と同居していたり、外へ出たり、ホテルやシャンプー等の施設に行く機会のある場合には予防を行いましょう。 |
2003/03/25 |
換毛の季節です。 多くの犬や猫には一般に春と秋に換毛期があります。特に冬毛から春毛に変わる春の換毛期は、吃驚するほど沢山の毛が抜けます。しかし、抜けた後に禿げにはなりません。換毛は異常な事ではありませんが、抜けかかっている毛を放っておくと、外見上は勿論、衛生的にも好ましくありません。換毛時には皮膚が不衛生になりやすく皮膚炎を起こし易かったり、猫では毛繕いにより毛を飲み込んで毛球症を起こすこともあります。また、抜け落ちた毛は室内で飼育している場合にはヒトに対しても不衛生であることは言うまでもありません。この換毛期の抜け毛の量は品種によって異なると言われています。上毛(体表を保護するための比較的硬い被毛)と下毛(保温を目的とした細い被毛)の両方の被毛をもつ品種と、上毛あるいは下毛のみの被毛を持つ品種がいます。この中で下毛の多い品種ほど換毛時の抜け毛の量が多いそうです。また、最近では生活環境の変化からでしょうか、明確な換毛期が存在しない犬猫も見かけます。そろそろ、抜け毛が多くなっていませんか?換毛が始まる春先から、いつもよりやさしく丁寧にブラッシングやコーミングを心掛けましょう。換毛は数日では終わりませんので、根気よく続けて下さい。 |
2003/03/16 |
狂犬病の予防注射って? 狂犬病の予防注射は狂犬病予防法(厚生省令)という国の法律によって接種することが定められています。日本ではここ数十年、発症例が報告されていないので少し安心している傾向があります。現在、日本がこの状況にあるのは、この法律を犬の飼い主の方々が義務として認識し実行してきたからに他なりません。 犬に対する狂犬病の予防注射の本質的な目的は犬のためではなく、日本で生活しているヒトを狂犬病から守るために行われているという点です。これが飼主が自分の犬を病気から守るために任意で行う、混合ワクチンとは異なるところです。 狂犬病は犬や人間だけではなく猫を含めた、ほ乳類全てが感染し、その殆どが死亡するという恐ろしい病気です。日本がここ数十年発生の無い事は世界的にはまれな例で、全世界ではいまだに狂犬病が発生している国が多く、毎年3-5万のヒトの命が失われています。現在では海外から輸入される猫は狂犬病の予防接種と検疫が必要になっています。 海外から様々な動物種が 輸入されている現在の日本では、狂犬病が国内に入ってくる可能性は否定できません。 自動車の運転免許証を持っていなくても運転技術があれば自動車を運転可能です。しかしながら、それは法律違反であることを誰もが理解できると思います。あなたは犬を飼育するライセンス(鑑札と狂犬病予防注射済票)をご自分のワンチャンに付けていますか? 狂犬病のことについて詳しく知りたい方は以下のページがお勧めです。 厚生労働省のページ http://www.forth.go.jp/mhlw/animal/ 世界狂犬病レポート http://p-well.com/library/report/index.html |
2003/03/09 |
耳の中を覗いたことが有りますか? 犬や猫の 耳は耳介(三角形の耳)と鼓膜まで続く耳道(耳の穴)に分けることが出来ます。 耳道(耳の穴)は垂直耳道に続いて水平耳道、鼓膜へと続きます。ヒトの耳とは形態が少し異なっているので、耳の奥までは専用の器具を使わないと詳しく観察できません。通常、耳に問題の無い場合には耳の穴の奥からは汚れ(耳垢:みみあか)は出てこないか、出てきてもわずかです。 耳垢は主に外耳炎に伴って見られ、進行すると同時に悪臭や耳のかゆみ、痛みを伴うことがよくあります。耳垢の増加を伴う外耳炎の原因は実は多岐にわたり、原因としてアトピー性皮膚炎、脂漏症、耳疥癬症(いわゆる耳ダニ)、マラセチア感染症、細菌感染症、耳道内腫瘍などがあり、合併していることもしばしばです。 飼い主さんが、外耳炎を気がつかないで必要以上に間違った耳のメンテナンスをすると、炎症が増悪したり、耳を触れると動物が異常に攻撃的になったりする場合も有ります。 定期的に耳の中を覗いてチェックしてみましょう。耳垢が多く認められるようであれば、外耳炎を起こしている可能性が有ります。また、耳垢が見られなくても、耳介の色が赤い・臭う・痒い場合も同様です。 耳に異常が無い場合、ご自分で行う定期的なメンテナンスはイヤークリーナー等に湿らせたコットンで耳介を軽く拭く方法をお勧めします。綿棒で見えない深部まで掃除するのは止めたほうがいいでしょう。 |
2003/02/24 |
お口の中を覗いたことがありますか? 犬や猫では年齢に伴い、歯の汚れや歯肉の炎症が起こってきます。歯の汚れ(歯垢や歯石)は細菌の温床で、強い口臭や歯肉の炎症の原因になります。また、この部分から病原菌が感染し病気を引き起こす事もあります。犬や猫が長生きになれば、それだけ歯も長く使えるように日頃のメンテナンスをしてあげなければなりません。先ず始めに 口をあけて歯をチェックすることから始めて、慣れてきたらガーゼや柔らかい歯ブラシで磨いてあげましょう。汚れやすい歯は上の犬歯と奥歯の外側ですので、ここは特に念入りに行います。 一度、明瞭な歯石が付着してしまった場合には歯磨きをしてもとれませんので、歯が真っ白なうちからメンテナンスを始めましょう。残念ながら、既に歯に多量の汚れが付着していたり、歯肉が真っ赤になっていたり、強い口臭が認められるようなら、治療が必要です。歯磨きをしても良くはなりませんので、診察・治療を受けましょう。 |
2003/02/17 |
眼をじっくり見たことがありますか? 犬や猫で俗に黒眼と言われているところは、瞳孔です。この瞳孔は犬では円形で猫では縦長です。ちなみにヤギは横長です。明るいときには小さくなり、暗いときには大きくなります。特に猫では昼と夜では何となく違う顔をしていると思われる方も多いのではないでしょうか。この瞳孔のサイズを調整しているのが、虹彩で瞳孔の周りに見える部分です。この虹彩は色素の量によって茶、青、その他の色に見えます。犬や猫の場合には私たちヒトのように白眼は僅かしか見えません。瞳孔と虹彩が透明な角膜を通して主に見えています。透明な角膜、中心に見える黒い瞳孔、その周りの虹彩が見えます。透明な角膜が部分的にまたは全体的に濁って見えたり、黒いはずの黒眼が青白かったり、明るいところなのに瞳孔が開いていたり....。ご自分のわんちゃん猫ちゃんの正常な眼を常に観察し、いつもと違う様だったら早めに受診しましょう。 |
2003/02/07 |
介助犬・聴導犬を知っていますか? 皆さんは、介助犬と聴導犬をご存知ですか?介助犬は手足の不自由な方に物を運んだりします。聴導犬は耳の不自由な方に音が鳴っていることを知らせたりします。障害のある方々にとっては日常生活には欠かせない存在です。しかし、日本では認知度が低く、犬との同伴ができない場所が多くありました。 そうした問題を解決するために身体障害者補助犬法が平成14年10月1日から施行されました。これによって、盲導犬と同様の資格を介助犬や聴導犬が持つことが可能となりました。 具体的には国・地方公共団体および公共法人の施設並びに公共交通機関を補助犬と同伴することを拒んではならないことになりました。そして、平成15年10月からはデパート・スーパー・ホテル・飲食店等の不特定多数の方が利用する施設でも補助犬を拒んではならないことになります。 また、この法律では障害のある方々が補助犬を同伴するときのルールも定められ、補助犬を必要とする障害のある方々の社会生活に国民すべてが協力するように呼びかけています。以下のページもぜひ見てみましょう。 厚生労働省の身体障害者補助犬法のページ http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/syakai/kaijoken/top.html |
2003/01/31 |
犬のチョコレート中毒 犬はチョコレートに含まれるテオブロミンやカフェインという成分が原因で中毒を起こします。これらの物質に解毒剤はありません。 症状は、食べた量によって異なりますが、嘔吐や下痢といった消化器症状、発熱、興奮、不安、不整脈や痙攣などがあり、最悪の場合は死亡することもあります。治療は、食べてすぐであれば、吐かせる処置を行います。しかし、食べてから時間が経って症状がでていたら、活性炭の経口投与や中毒症状に対する対症的治療(痙攣があれば抗痙攣薬)を行います。テオブロミンの含有量は、ホワイトチョコレート、ミルクチョコレート、ブラックチョコレートの順に多くなります。もうすぐ、 バレンタイン・デーだからといって、チョコレートを与えないでくださいね。 |
2003/01/24 |
毎日、観察しましょう。 病気からワンチャンや猫ちゃんを守るために、飼い主のできる最善のケアーは、異常を早期に発見することです。彼らの普段の行動や体の特徴をよく理解して、毎日忘れずに体調チェックを行いましょう。食欲や元気はあるか、便や尿の状態はどうか、目や耳、皮膚の状態はどうか、等々。一般的に大体の病気は症状の軽いうちに発見して、早めに手当てをすれば治療もしやすく、完治する可能性も高くなります。気になることがあれば、早めに受診しましょう。言葉の話せない彼らの通訳になることができますか? |
2003/01/23 |
♪雪やこんこん あられやこんこん・・・♪ あなたのワンちゃんは雪に出会いましたか?(川崎や町田では、なかなか辺り一面、銀世界になるほど雪は降りませんが...)雪の中で元気いっぱいに走り回る姿を見ていると、私たちも嬉しくなってきます。でも、注意して欲しいことがあります。雪が大好きなワンちゃんはお散歩で、勢い良く走って行ってしまいます。人はそれに合わせて歩けませんし、滑ってしまいます。車も止まることが出来ません。飼い主さんは雪の日は滑らない靴を履いて交通事故と転倒には注意してください。 |
2003/01/21 |
寒くなったら気をつけよう! 人間は寒くなるとトイレが近くなりがちですが、猫が頻繁にトイレに行くようになったら要注意です。特に雄猫で、排尿の姿勢はするが、ほとんど尿が出なくて、たまに出ても赤い色をしている。痛そうに鳴いて、ペニスをしつこく舐めている。これは尿道閉塞の症状です。尿が全く出ないと、本来、尿として体外に出さなければならない物質が体に溜まって、尿毒症の状態になります。進行すると嘔吐、下痢、痙攣がおきたりします。尿が全く出なくなって、2日もたつとかなり危険な状態になりますので、あやしかったら様子をみずにすぐに病院に連れて行きましょう。 |
2003/01/17 |
体にしこりを見つけたら 最近では家庭でも犬の健康管理がしっかり行われるようになり、平均寿命も長くなってきました。そこで増えてきたのが腫瘍性の疾患です。腫瘍には良性のものと悪性のものとがあります。悪性のものは放置しておくと転移して、手遅れになってしまうこともあり、良性のものでも放置しておけば巨大化して、激しい炎症を起こすこともあります。人と同様に、早期発見、早期治療が基本となります。体の表面にしこりが見られたら、受診して下さい。 |
2003/01/10 |
健康診断していますか? あなたには愛犬・愛猫の健康状態がわかりますか?毎日一緒に生活する中で見た目の変化で気づくかもしれません。でも、目には見えない病気が進行している事もあります。犬や猫では1年で人の4〜5歳相当の歳をとります。少なくとも年1回、老齢期は年2回は病院で健康診断を受けましょう。大切な家族の一員として様々な病気から守るためには、毎日の注意深い観察とチェックも必要ですが、定期的な健康診断も必要です。当動物病院では健康診断も行っております。ぜひ、ご利用下さい。 |
2003/01/01 |
新年、明けましておめでとうございます。 本年もより良い年でありますように、心からお祈り申し上げます。 |
2002/12/27 |
年末年始の業務について ☆年末年始の業務日程は以下の通りになります。 12月28日(土曜)午前9:00〜12:00 午後4:00〜7:00 12月29日(日曜)午前9:00〜12:00 12月30日(月曜)午前9:00〜12:00 午後4:00〜7:00 12月31日(火曜)午前9:00〜12:00 1月1日(水曜)休診 1月2日(木曜)休診 1月3日(金曜)休診 1月4日(土曜)午前9:00〜12:00 午後4:00〜7:00 以降、平常通りの業務に戻ります。 また、休診中の急患などの対応については、12月20日のお知らせに記載してありますので、ご覧ください。 |
2002/12/20 |
犬と猫の時間外および夜間の緊急疾患について ★当院では可能な限り緊急疾患に対応いたします。 必ず、留守番電話にお名前と電話番号をお願いいたします。対応が可能な場合には、こちらからお電話をさしあげます。尚、直ちに連絡ができない場合もございますので、その際には、下記の病院にて受診をお願い申し上げます。 町田夜間動物病院 (TEL)042-767-5508 21:00〜5:00 月曜のみ21:00〜0:00 http://homepage2.nifty.com/mevec/frame/ |
2002/12/05 |
フィラリア予防は12月まで! 寒くなってきました、フィラリア予防薬を飲ませることを止めてはいませんか?12月上旬に飲む予防薬は1〜2ヶ月前に感染したフィラリアの幼虫を退治します。フィラリア予防薬は犬の体内に虫を入れないわけではなく、心臓にたどり着く前のある発育段階の幼虫を退治し、心臓に虫が入り込むのを阻止しています。蚊がいなくなるのと同時に予防を止めてしまうと、退治し損なったフィラリアの幼虫が来年には心臓にたどり着いてしまいます。フィラリアが心臓に寄生してもすぐに症状は出ませんので、指示された予防法を守りましょう。 |
2002/12/04 |
パーシモンって? パーシモンという名称の由来は現在の麻生区一帯を柿生と呼んでいたことから、地域に根づくホーム動物病院の名称として柿すなわちパーシモンを使わせていただいたものです。当病院のロゴマークはパーシモンのPを柿の実としてイメージしたものです。 |
2002/12/03 |
ホームページ開設しました。 このホームページではパーシモン動物病院の紹介と犬と猫の飼主様への情報をお届けします。また、当病院または当サイトに対するご質問やご要望がございましたら、お気軽にメールにてお問い合わせ下さい。 |