言葉というヒトとのコミュニケーションツールを持たない動物では、飼い主の方々が主に視覚で動物の異常を判断し、動物病院を受診します。
例えば耳の異常では耳の汚れ、耳周辺を掻く動作、頭を振る動作などがそうです。飼い主様が視覚で気がつくことができるものであれば、飼い主
様の心掛け次第で理想的な対応である早期発見早期治療が可能です。しかし、いくら注意深く観察しても早期の心臓や肝臓そして腎臓の問題など
は飼い主様の眼には動物の異常として何も映りません。このような問題も進行すれば目に映る病気の症状として現れますが、そうなる前に気付き
治療をしてあげたほうが良いのは言うまでもありません。定期的な健康診断は飼い主様の目に映らない動物の訴えを確認してあげる良い機会とい
えます。私達とは異なり犬や猫は約1年で成長が完了し、その後は年に4〜5才年をとると言われています。何歳であっても1年に1回以上の総合的な
健康診断を受けることは飼い主様の目には映らない健康状態を確認するために大変意味のあるものと考えられます。
当院では基本健診をもとに、飼い主様のご要望や動物の品種や年齢、食生活などを考慮し、それぞれの動物に合ったプランをご用意いたします。